憩いの一時に、この音楽は如何?


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思い出のミュージカル映画(チキ・チキ・バン・バン)

♪チキ・チキ・バン・バン♪


私は単純な人間なのでこれまでに本や映画、演劇などの影響で人生の方向が変わってしまっています。

最初に決定的な方向が見えたのが、小学校二年生の時に読んだハイエルダール博士が書かれた「コンチキ号漂流記」と云う本です。
この本は人類学者・民俗学者・考古学者の博士が、南大西洋の民俗とインカ文明の民俗の類似性を発見しこの二つの地点は海を介して関係が有ったと仮説を打ち立てられました。
博士はその仮説を実証する為に、葦(あし)と云う竹に似た植物を使ったインカの葦船を参考にして「コンチキ号」と云う船を造り、南米から出航し南太平洋の島々を目指したその記録本です。

こうして私は考古学や民俗学に興味を持ち、考古学者になる夢を持ちました。
しかし、旧海軍の軍属で機関技師だった父の反対で工学系に進むしかありませんでした。

こんな話を始めると、本の一冊が書けてしまいます。
実際に長編考古学小説「遙かなる大空」を書き上げてしまっていますが・・・・。
しかし、出版社に原稿を送ったまま手直しをすると言って、まだ出版出来ていません・・・。
ただ、この「遙かなる大空」を元にして、各時代を切り出して描いた小説などは「浦島太郎って誰?」、「屋嶋の禿げとその兄達」として電子出版致しております。


さて、本題に入ります。
映画「チキ・チキ・バン・バン」も、私の生き方を変えた一つの作品です。
主人公が発明家カラクタカス・ポッツと云う人で、とても夢想家な人で・・・・私も同じように夢想家になってしまったと思います。
そして研究発明の為にお金を使いまくり・・・・貧乏なところまでそっくりです。
この俳優は「ディック・ヴァン・ダイク」と云う俳優で、この作品より前の大好きな「メリー・ポピンズ」に出演して大当たりになりました。

それでは、この映画の私の大好きな曲をご案内致します。



どの様な映画かご興味の有る方は下記のDVDをご購入下さい。

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ここからはyoutubeのデータでお楽しみ下さい。



Theme Song - Chitty Chitty Bang Bang

皆様ご存じのチキ・チキ・バン・バンのテーマ・ソングです。



Flying over Neuschwanstein Castle - Chitty Chitty Bang Bang

私の大好きな「ノイシュヴァンシュタイン城」の周りをチキ・チキ・バン・バン号が飛び回ります。
お城の中以外は実際に現地でロケをして撮影したそうです。



Hushabye Mountain - Chitty Chitty Bang Bang

テーマ・ソングも良く歌いますが、主人公が二人の子供を寝かしつける時に歌ったこの子守歌が気に入って、私は良く歌っています。
スライド・ショーがどういう訳か「メリ−ポピンズ」から始まっていますね!



Part 04 - Chitty Chitty Bang Bang

この映画はご覧のようにミュージカル映画ですが、この映画を作成した時はミュージカル映画が下火になった時でした。
しかし、私は名作の一つだと思っています。
最初はメリーポピンズで大女優になった「ジュリー・アンドリュース」を起用する予定だったらしいですが、それが適わず彼女によく似た雰囲気のサリー・アン・ハウズが起用されたとの事です。
この動画の真ん中くらいから「ハッシュアバイ マウンテン」が歌われています。



Hushabye Mountain Reprise - Chitty Chitty Bang Bang

この場面は上記と違って、チャイルドキャッチャー(子供さらい?→人さらい)に捕らわれた子供へ歌う場面です。




Hushabye Mountain - Chitty Chitty Bang Bang sung by Caroline Jayne

いろいろと「ハッシュアバイ マウンテン」を探していましたら、歌詞付きのデータが有りました。



如何でしたか?
貴方様の幼い頃の楽しかった思い出を振り返って戴ければ幸いです。



思い出のミュージカル映画(メリー・ポピンズ)


Marry Poppins

前回の記事で紹介させて戴いた「ディック・ヴァン・ダイク」と言う男優は、かの名作「メリー・ポピンズ」で一躍有名になったと申し上げましたね?
やはり「メリー・ポピンズ」を今回ご案内致さなければと思いました。

私が大好きな女優「ジュリー・アンドリュース」が主演の映画です。
こんな事を申し上げなくても皆様が良くご存じですね?

色んなyoutubeのデータが見付かりましたが、それぞれに思い出のある曲をご案内致します。




Mary Poppins: A Spoonful Of Sugar

バンクス家の長女ジェーン・カロライン・バンクスは大の片付け嫌い。
荒れた部屋を見たメリーは「スプーン一杯の砂糖」を歌い出し、魔法を使って部屋の片付けを始めます。
子供達は同じように魔法を掛けようとしますが、長男のマイケル・バンクスはうまく魔法が使えません。




Mary Poppins: Chim Chim Cher-ee

有名な「チム・チム・チェリー」です。
バートが子供達と一緒に、子供達の家の煙突掃除に来ました。
この動画では描かれていませんが、バートがメリーと話している間に、暖炉の煙突を覗き込んでいた子供達が吸い込まれてしまいます。





Mary Poppins: Step In Time

バートの一声で、煙突から煙突掃除屋さんが飛び出して踊り始めます。
賑やかな歌声と足音に、退役したブーム海軍大将がホッテントット(日本語版では海賊の襲撃?だったように記憶が)の襲撃と勘違いをして、花火大砲を撃つように命じ、煙突掃除屋は慌ててジョージ・バンクスの邸宅に滑り込みます。




Mary Poppins: I LOVE TO LAUGH!

メリーポピンズとジェーンとマイケルが、バートに呼ばれて慌ててメリー・ポピンズのアルバート叔父さん家に来ました。
そこではアルバート叔父さんが笑いながら宙に浮かんでいます。
そのおかしな笑いにバートまで宙に浮かび、つられて子供達まで・・・。
お茶にする為に、仕方なくメリーまで浮かび、お茶をサービスします。
アルバート叔父が悲しい話を始めると
「悲しいお話・・・」
と言いながら子供達は沈み始めました。
しかし、最後の落ちで再び浮かび上がってしまいます。
その楽しい時間もメリーの
「時間になったわ!」
の一言で、みんな床に落ちてしまいました。




Mary Poppins: Feed The Birds

メリーが子供達を寝かしつける為に、Snow globe(日本ではスノー・ドームと呼ぶ)を回して、その中の雪ならぬ鳥を飛び立たせた。
「鳥に餌を・・・」
と歌います。
父親に連れられて銀行に向かう途中、聖ポール大聖堂で歌のとおりに、老婆が「鳥に餌を!」と言っているのに気が付いたマイケル。
「鳥に餌をやる為に2ペンスを!」
と行こうとしますが、お父さんに止められてしまいます。
・・・・・・
場面が変わりますが、この間のシーンは下記の場面です。
「お父さんご免なさい。2ペンスです・・・。」
と言ってお父さんに硬貨を渡すマイケル。
お父さんは複雑な表情で受け取り、寝室に戻る子供達を見送った後、銀行へ向かいます。




Mary Poppins: Give Me Back my Money !

先程のシーンの途中がこの場面です。
お父さんの銀行を見学し、重役などの役員に会った子供達。
「鳥に餌をやるの!」
と言い出して帰りたがっている長男に、銀行頭取ドース・シニア(老人)が
「そのお金を銀行に預けたら、瞬く間に二倍四倍・・・と、お金が増えて何でも買える!」
と言い出します。
お父さんにまでその2ペンスを銀行に預けるように言わせます。
手にしたまま、会長やお父さんの言葉を聞いている隙をつかれて、2ペンスを会長に取られてしまいます。
「僕のお金を返せ!」
と大声が。
その声に銀行の中に居た客達が一斉に預金を下ろそうとし始めました。
やむなく銀行は支払い停止処分を行います。




Mary Poppins: Wall Street after the liberation

お父さんは銀行の役員会に呼ばれ、取り付け騒ぎの責任を取らされて首になってしまいます。
ポケットの中に在る2ペンス銀貨に気付き、取り出したお父さん。
会社人間より、もっと大事な人生が有った事に気が付き、その2ペンスを銀行頭取ドース・シニアに手渡します。
お父さんが「笑い病」の事などメリー・ポピンズやバートの笑い話をして、銀行頭取ドース・シニアが笑い出して宙に浮かび始めました。




Mary Poppins: Let's Go Fly a Kite

お父さんが帰って来ないので警察官を呼んで居たバンクス家。
そこにお父さんが敗れた凧を修理して戻って来ます。
「さぁ!凧揚げに行こう!」
その言葉に子供達だけでなく、お母さんまで顔色が変わりました。
家族みんな笑顔になって、家政婦まで喜び、家族は凧揚げに出掛けます。
電話で警察官が
「凧揚げに行こう!と言っています。」
と警察署長に伝えますが、署長は怒ってしまいます。
家族が公園へ凧揚げに出掛けます。
凧が揚がると、そぐ横で銀行の役員達が凧揚げをしています。
銀行の頭取ドース・ジュニア(元の銀行頭取ドース・シニアの息子)が
「父が笑いながら死んで逝ったよ!」
と嬉しそうに言いました。
お父さんは
「それはご愁傷様です。」
と答えますが、
「いやいやご愁傷様だなんてナンセンス、重役の席が一つ空いたので、君がその席に・・おめでとう!。」
「有り難う御座います!」
・・・・・
メリーがその家族を二階の窓から見ながら、新しいところへ旅立って行きます。



本当に懐かしくて良い作品ですね!全編を御覧になられたい方は下記からDVDを購入出来ます。


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思い出のミュージカル映画(オーケストラの少女)



皆様は大昔の白黒の映画を御覧になられた事が御座いますか?

私は映画少年でしたので、勿論のこと多くの映画を見てきました。(実はラジオ少年、無線少年、鉄道少年でもありましたが・・。)

私はミュージカル映画をよく観ていました。下記の作品は「総天然色(昔はカラー作品をこの様に読んでいました。)」です。

「サウンド・オブ・ミュージック」

「ソング・オブ・ノルウェイ」

「チキ・チキ・バン・バン」

「メリー・ポピンズ」

などなど。


昨日(9月9日)はNHKの「明日へ」の第一部、第二部と見続けていました。
今なお東北の方々は震災の傷跡に苦しまれて居られる方々が多い事に心を痛めています。

東日本大震災で、日本全国が落ち込んで居る時、また失業なさっている方々や、一生懸命に努力なさって居られるのに認められてない方々に是非この映画を見て戴きたいと思います。



「オーケストラの少女」



最初にこの映画を見たのは小学校の時でした。

この時はクラッシクもそれほど聴いていなかった時期なので、綺麗な曲が世の中には有るのだと思いながら見ただけです。



二回目が中学生の頃で、この時も失業している楽団員の境遇がそれ程身近に感じませんでした。

しかし、この時期から本気になって音楽(声楽)をする気になったと思います。



三回目が大学生の頃で、昔の白黒のメドレー企画の映画館があって、チャーリー・チャプリンの作品を始めて、懐かしい映画が連日上映されていました。

その中にこの作品も当然の如く入っていた訳です。

その頃、私は元の某放送合唱団の団員で、自分達の演奏会の為に、その演奏会のチケット売りをしたりしていましたので、何となく彼らの境遇に共感したのを思い出しました。



それ以降は数えられないほどこの映画を観ていますが、やはり名作の一つだと思います。



実は今日も朝から、ティッシュ片手に久し振りに観てしまいました。

使えなくなったアナログテレビをビデオ再生専用にして観たのが、この映画です。

どういう訳か、モーツァルトの「ハレルヤ」の場面で涙を流し、「ハンガリアン・ラプソディ」の場面でも涙涙の連続・・・。

そして最終場面の「トラビアタ」の場面では映像をまともに見れないほどの感動の涙でした。



私は子供の頃からなりたい事が沢山ありました。

物心付く前から絵筆を握らされ、画家に憧れた事も、そして声楽家の先生に付いて声楽を習って音楽家に・・・。

そして小学校の二年生の時に読んだハイエルダール博士が書かれた「コンチキ号漂流記」に刺激されて考古学者にも、他には火山学者、古生物学者・・・・。

結局、父が旧海軍の軍属の機関技師だった関係で、工学系に進みました。



研究所を辞めた今、研究所と云うバックボーンを持たない自分は、この映画の失業した楽団員にとても共感を感じてしまいます。

また、一時的にせよ合唱団員だった自分は、この映画のように音楽家のほんの一部しか表舞台に立つ事が出来ないのを良く知っています。

奇しくも、この映画の台詞に「君たちがどんなに優れた演奏技術を持っていたとしても、無名では価値がない。誰でもが知っている有名な指揮者と一緒に演奏するのだったら、客が来るだろう。」

この台詞は、芸術系だけでなく工学系でも、一般社会に通用する事かも知れません。

そう言えば、少し前にヒットした「送り人」の主人公も、しがない楽団員で交響楽団の閉鎖に伴って失業した話でしたね?その原作者の方の小説も長い間、その作品が売れなかったと聞いています。

こんな書き方をすると、「努力だけでは駄目!有力なコネが無いとどうしようも無い!」と読めてしまうかも知れません。

映画の中でも、名指揮者レオポルド・ストコフスキーが彼ら失業中楽士達の実力を認めて、彼らの楽団を指揮する事になったのです。

しかし、努力を重ねて自分自身を懸命に磨き続けたら、きっといつの日にか世に認められるのでは無いかと思っています。





この映画では主人公のディアナ・ダービン扮する「パシィ」が、失業中のトロンボーン奏者の父親の就職口を探して、名指揮者のレオポルド・ストコフスキーに何度も働き掛けて、やっと自分達が作った失業楽団員の指揮をして貰える様になる展開の映画です。



それから、この映画は、名指揮者レオポルド・ストコフスキーと実在のオーケストラであるフィラデルフィア管弦楽団が出演している事でも話題になった映画です。





簡単にあらすじを紹介して、ロシア語版ですがその場面のyoutube の映像データリンクを挟んで置きます。

ロシア語が大きな声で、本来の英語の台詞が聞き取りにくいですが、どうぞご覧下さい。



One Hundred Men and a Girl 1



レオポルド・ストコフスキーが指揮する、チャイコフスキーの第5シンフォニーの演奏会。

その舞台袖に隠れて演奏を聴いているのが、「パシィ」の父親のジョンの姿でした。

彼は、名指揮者ストコフスキーに楽団員に加えて貰おうと、楽屋裏に潜入して居るのでした。

演奏が終わってストコフスキーに入団の依頼をしようとするが、しかし、コンサートホールの管理人に見付けられて追い出される羽目に・・・。



外に追い出された彼は、目の前で婦人が落としたハンドバッグに気が付く。落とし主を捜すが判らない。

仕方なく、そのまま持ち帰るが、帰宅するとアパートの大家さんから、「明日こそはアパートを出て!」と通告されてしまう。

ふと、彼はあのハンドバッグから金を抜き出すと、滞納した家賃を支払ってしまった。

「このお金は?ストコフスキーに認められたのね!」と、嬉しそうに騒ぐ大家に否定しようとした時、娘のパシィが部屋から出てきて大喜びを始める。



One Hundred Men and a Girl 2



仕方なく、彼は娘を連れて自室に戻り、事訳を話そうとするが出来なかった。



アパートの住人達が祝いの席を設けて彼を祝福する。



ジョンは娘に楽団の演奏練習に向かうと言って家を出るが、いつものホールに行った。

パシィは父親の練習風景が見たくなって、演奏会場に潜り込むが、そこには父親に姿が無かった。



娘は、父親のおかしな態度に気が付いて「あのお金は?」と説明を求め、父親はボソボソと話してしまう。

パシィはそのハンドバックを受け取って、持ち主を捜して返しに行く。

社交界のパーティにその婦人は居た。



One Hundred Men and a Girl 3



パシィはそのハンドバックを返すが、「返す褒美に52ドル10セントを貰いたい」と申し出る。

「おかしな事を言う子ね?」と言いながら、その夫人はお金を支払うが、「それをそのまま貴女にお渡しします。」と言って受け取らない。

「どうして?」と聞かれたパシィは、「実はお金を少し使ってしまいました、それにここまでのタクシー代も・・。失礼します。」

そこから去ろうとするパシィを呼び止めた婦人は、パーティーに一緒に加わるように勧めた。



自己紹介して、自分の父親が失業中の楽士で、その父親から声楽を習っていたと聞いた婦人は、彼女に一曲歌うように頼む。

頼まれたので歌うと大きな拍手が・・・。

パシィは失業中の楽士は父親だけでなく、多くの楽士が仕事がないと訴える。

一人が「だったら楽団を作れば良いだろう!」と答えた。

実業家婦人に「私が楽団を作ったら、スポンサーになって頂けますか?」とパシィは頼み込む。

「貴女が楽団を作ったら、スポンサーになってあげるわよ!」と答える婦人。



喜んで父親の元へ走るパシィ。

楽士の仲間を集めて良き話を伝えるが誰も信用しない。

そこで、実業家婦人に電話を掛けて、その話が本当の事がみんなに判る。



百人の楽団員が集まって、ガレージを借りて練習が始まった。



パシィは実業家婦人の所へタクシーに乗って向かうが、ヨーロッパ旅行へ出掛けて留守。

そのタクシーの運転手は運転士ながら歌うのが好きだが、物凄く下手。



One Hundred Men and a Girl 4



そこで主人の実業家の所へ行くと。

実業家はパシィの願いを悪友の悪戯と勘違いして、スポンサーになる事を了解する。

しかし、この事が悪友の悪戯でない事が判った実業家は慌てて楽団員が練習しているガレージに向かう。



実業家は楽団員に「私は儲からない事には金を出さない主義だ!」とスポンサーになる事を拒否する。

そして「君たちがどんなに優れた演奏技術を持っていたとしても、無名では価値がない。誰でもが知っている有名な指揮者と一緒に演奏するのだったら、客が来るだろう。」と口走りました。

それを聞いたパシィは再びタクシーに乗って、ストコフスキーが練習している練習会場に向かって忍び込みます。



One Hundred Men and a Girl 5





名演奏につい拍手を。

コンサートホールの管理人を呼ばれて、追い出されそうになるが、ストコフスキーに逃げ隠れた。

その時事務所の電話が鳴り始める。

電話の受話器を外すが、大きな声に出てしまい、新聞社の編集長とは知らずに話し始めたパシィ。

編集長から「ストコフスキーがヨーロッパに出掛けるそうだが。」と言われたパシィは咄嗟に「ストコフスキー先生は、失業中の楽団員の指揮をするのでヨーロッパへは行きません!」と答えてしまう。

編集長は特ダネを聞いたとして、直ぐに号外と新聞の印刷を指示する。



One Hundred Men and a Girl 6





隠れていたストコフスキーのマネージャーが入って来て、また追い出されそうになる。

ここで待って居るように言われたパシィは、マネージャーがステージに行った隙に、事務所から逃げ出す。

ステージではモーツアルトの「ハレルヤ」の演奏が始まる。

パシィは二階の客席から「ハレルヤ」を歌い出してしまう。

ストコフスキーも楽団員も吃驚して歌声の主を捜す。

彼女は歌い続ける。

ストコフスキーもそのまま彼女の歌声を聴きながら指揮を続けた。



演奏が終わり、指揮者台、ステージから下りたストコフスキーは

「とても言い声をしている。良い声楽の先生に習っているのだね?」とパシィを褒める。

「はい、私の父から声楽を習っています。」とパシィ。

「とても素晴らしい音楽家のお父さんの様ですね?」

ストコフスキーから褒められたパシィは、

「私の楽団には他にも優秀な演奏家が居ますが、みんな失業中です。」

パシィがそう言うと、楽団員達が一斉に笑い出した。

「笑うなんて失礼でしょう!」と怒り出す。

ストコフスキーはみんなをたしなめる。

パシィがストコフスキーに、

「私の楽団の指揮をして頂けませんか?」と頼み込むが、

「私はヨーロッパへ行って、他の楽団の指揮をする予定が有るから・・・。」と断られてしまう。

「いつお帰りになられますか?」とのパシィの問いに、

「半年後になる。」

パシィは落胆してコンサートホールから出て行く。



外ではパシィの歌を聴いたタクシーの運転手が待ち構えていた。

「お嬢さんの歌は綺麗だったね!魂を持って行かれるってこんな事を言うのだ。」と褒めちぎる。

「さっき、俺の歌が変だと言うのも判る。あんなに綺麗な歌は聴いた事がない。」

タクシー代のお金が無いと言うパシィに家まで送ると言った運転手。





アパートに帰ると、心配していた父親とフルート演奏者が待って居た。



One Hundred Men and a Girl 7





パシィは自分の部屋に入ると泣き出した。

「お父さんの誕生日には七面鳥を・・・毎日豆ばかりの食事なんか、もうイヤ!」



その頃、巷ではストコフスキーが失業楽士を指揮すると号外が配られている。



かの実業家が、その記事を読んで、編集者に抗議すると言い出すと、同席している悪友の実業家達が、興味を示す。

「それじゃ、その公演する権利を譲って貰えるか?」と悪友の一人が。

「もちろん、こんな事に金など使えるか!」実業家は答えた。

「それを貰った!」と一人が言うと、もう一人が「イヤ、私が貰う!」と言い争いを始めた。

これは儲け話だと思った実業家は密かに部屋から出て行った。



One Hundred Men and a Girl 8





電話で新聞社の編集長に記事を確認したパシィは、自分がその発信源だと思い当たる。

そこへ実業家が現れて、「3000ドル出すから契約しろ」と小切手を切ると去って行った。

喜んだパシィの楽団員は、パシィを机の上に上げて讃えようとするが、パシィは「今回の事は私が起こした事です。」とみんなに伝えた。



ストコフスキーの自宅を訪問した実業家は、ストコフスキーが失業音楽家の楽団の指揮をする、その意思が無い事を知り「訴えてやる!」と言って退去する。

その後に、ストコフスキーの邸宅に忍び込むパシィとその楽団員・・・。

ストコフスキーは自室で、J.S.Bachのトッカータとフーガ ニ短調を弾いている。



One Hundred Men and a Girl 9





懸命にピアノを弾いていたストコフスキーは、部屋に入って来たパシィの姿がピアノに写ったのに気が付いて振り返る。

「来ては行けない所にばかりに来る子だね!これには何か理由が有るのかい?」

「ええ!理由があります!その理由を聞いて頂けますか?」

パシィの答えに頷くストコフスキー・・・。

「こちらへ来て下さい!その理由はこちらです!」

「一、二、三、四」と叫ぶパシィ。

ストコフスキーがパシィを見ているとと「ハンガリアン・ラプソディ」の演奏が始まった。

困惑したストコフスキーが「止めるように!」と言いかけるが、階段ホールまで進むと、一階、二階、三階とそれぞれの階段一杯の楽団員が自分を見詰めて懸命に演奏している。

演奏を聴いている内に、無意識に右手が動き始める。

そして演奏に合わせて、指揮を始める。

最初は不安そうな表情で演奏していた失業楽団員も、指揮を始めたストコフスキーの姿に笑顔を浮かべて演奏を続けた。



また町に号外が・・・。

「今晩、ストコフスキーが失業音楽家を指揮する」と・・・。



演奏会・・・・

演奏が終わり、スタンディング・オベーションと割れんばかりの拍手。



「私とこの楽団員に幸せをもたらせて呉れた功労者が居ます。」

ストコフスキーは観衆にパシィを紹介する。

「パシィ、皆様にご挨拶を。」

「え!私が・・・」

「そう!挨拶して」

「紳士、淑女の皆様・・・」

「頑張って!」

「皆様・・・・」

突然、二階席から、

「何か歌って呉れよ!」の声が。

タクシーの運転手がウィンクをして見せた。

「判ったわ!」と嬉しそうなパシィ。

「何を歌いますか?」

ストコフスキーが問い掛けると、

「ベルディのトラビアタ」を、微笑んでパシィは告げた。

ストコフスキーは「トラビアタを。」と言って指揮を始める。

歌い始めたパシィ。オーケストラを振り返って父に微笑む彼女。父も娘に微笑み返す。

先ほどのタクシーの運転手は周りの観客に自慢げな顔をした。



幸せそうに歌っているパシィ・・・・。







簡単なあらすじを記載致すつもりが、しっかりと細部まで書き込んでしまいました。

私のあらすじでは感動を得られないと思います。申し訳有りません。



また、ここでご案内した大声のロシア語版の細切れの映像では、これもまた感動を得られないと思います。

下記のDVDで御覧になれば、心温まるこの作品を鑑賞する事が出来ると思います。




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最近は聴いた事がありませんが・・・

一時は日本で人気になった彼女ですが・・・本当に元気で頑張っているのでしょうか?

ところで皆様はダニエル・ビダルをご存知でしょうか?

彼女の歌をお聴き下さい。


この時期ですので・・・先ずこの曲を・・・。


ジングル・ベル


プチ・パパ・ノエル(サンタのおじさん)


恋はみずいろ


天使のらくがき


天使のらくがき(日本語)


ピノキオ


オー・シャンゼリゼ(日本語)


オー・シャンゼリゼ






悲しき天使


私はシャンソン


恋のささやき


パリ、ジュテーム


この胸のときめきを


雪が降る


ある愛の詩


小さな鳩



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